死神からの贈り恋はさよならに幸せを
好きになるとなぜか相手が死んでしまうことから死神と呼ばれるようになり不吉がられていた西守透。二度と恋なんてするものかと笑わない暗い生活を送っていた。
そんな時に天真爛漫な可愛い女の子、映見から手紙を渡されたことをきっかけに、避けていた恋を意識する羽目に。
追い払っても近寄ってくる映見、それをかわそうとする透。
「僕と一緒にいると君は不幸になるんだ。だから近づかないでくれ」
「だったらさ、賭けをしない? 私が負けたらあなたを諦める」
その賭けとは、インスタントカメラに映見を条件つきで隠し撮りすることだった。気づかれないように写真を撮れば映見の勝ち、気づかれれば負け。チャンスの回数はフィルムの数と同じ27回。
透はそれを受け入れ、自分に近づかせないように賭けに挑むのだが、却ってそれが二人の仲を深めていって事態は思いもよらぬ方向へ・・・
《完結》

Contents

プロローグ

第一章 僕が恋を恐れる理由
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第二章 条件つきで写真を撮る理由
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第三章 このままでいいのか心が揺れ動く理由
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第四章 君が賭けに拘る理由
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第五章 この賭けの本当の理由
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《2019年作》
《2021年改訂》


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